お知らせ
2022.09.14お知らせ
赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけについての論文が公開されました
泣いている赤ちゃんを抱っこして5分歩くと、泣き止み、睡眠が促進されるという研究成果をCurrent Biology誌に発表しました。本成果の詳細についてはプレスリリースをご覧ください。
もし、「泣いている赤ちゃんを抱っこして5分歩く」をご家庭で試してみたいと思われた場合、以下の点にご注意ください。
- 歩く場所は段差のない屋内とし、つまづかないよう事前に片付けておきます。
- 抱っこは腕でも、抱っこひもやおんぶひもを使う場合でも、赤ちゃんの頭や体がぐらぐらしないように、自分の体につけてしっかり支えます。
- 歩き始めたら不必要に止まったり向きを変えたりせず、一定のペースで歩きます。(駅に行くなど目的に向かって淡々と歩くイメージ。)
- 歩幅はやや小さめにし、決して走ったり、ジャンプしたりしない。
- 時間は感覚ではなく時計などで計ります。
- 5~10分抱っこして歩いても泣きやまないようなら、赤ちゃんの様子に普段と違ったところがないか観察してみることをおすすめします。発熱や中耳炎などの場合は泣きやまないと考えられるためです。一方で、医学的な問題がなくても非常によく泣く赤ちゃんが一定の割合で存在することがわかっており、その後の発達に大きな影響はないことも過去の研究で明らかになっています。
※理化学研究所・当研究室では、当該研究成果の利用における確実性、安全性等につきましていかなる保証もいたしません。また当該成果を利用することによって生じたいかなる損害についても一切の責任を負いません。